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2017年02月06日

イギリス高校留学から名門インペリアル・カレッジ・ロンドンへ進学した方へのインタビュー

The Times Higher Education の世界大学ランキング2016-2017年版で、堂々の第8位にランクインしているイギリスの名門大学インペリアル・カレッジ・ロンドンへ進学(当アカデミーを経て4年間の高校留学の後に進学)した方に先日お話を伺いました。イギリスへの中学・高校の卒業留学を真剣にお考えの方にはとても参考になるお話だと思いますので、ご本人の了解を得て、以下にご紹介をさせて頂きます。ちなみに同年のランキングでは、東京大学は39位、京都大学は91位でした。

 

 

氏名:渡邉杜(わたなべ もり)様  神奈川県出身

高校留学先:St Edmund’s College  2011年9月~2015年6月 (GCSE 2年間、A レベル2年間)

大学留学先:Imperial College London  物理学専攻 (現在2年生)

 

 

 

Q: 大学生活について伺いますが、現在はどのようなところに住んでどういう活動をしていますか?

 

A: 1年目は大学寮で暮らしていましたが、2年目の今年は友人とフラットをシェアして生活しています。全寮制の高校生活で集団生活には慣れていたので、精神的な部分で余裕があり、寮生活でも困ることはなく、すんなり大学生活に移行できました。やはり高校からボーディングスクールへ入った経験が大きかったと思います。家事など実務的な面に関しては、高校では学校がすべてやってくれるので学生は勉強とアクティビティーに専念できるのですが、大学ではすべて自分でやらなければならないので、最初のうちは勉強との時間配分に少し戸惑いましたが、すぐに慣れました。

大学に入ってからもサークル活動には積極的に参加しており、2年生の現在はJapan SocietyのPresidentとして140人のメンバーを取りまとめています。多国籍の学生で日本に興味のある方がメンバーとなっていて、様々なイベントを行ったりしています。日本の人材会社からの就職活動に関する問い合わせなどもあり、これらにも対応しています。その他サークル活動ではBoxingなどのスポーツもやっており、試合なども参加しています。

 

 

Q: 高校生活を振り返って頂きたいのですが、杜君はロンドン近郊のセントエドマンズ校にGCSEとAレベルで合計4年間留学しましたが、4年間高校留学をしたメリットとしてはどのようなものがあったとお考えですか?

 

A: 4年間かけたメリットとしては、まず時間的に余裕を持って各教科の勉強できたことですかね。それから英語面でもじっくり取り組むことができたました。その結果、最終的に大学入学時までに最低限必要と言われたIELTS 7 というスコアより大幅にアップした IELTS8.5 まで取得出来たので、インペリアルカレッジへ入学した後の勉強にも焦ることなく余裕を持って取り組めています。

GCSEの内容自体はやさしいものですが、サイエンスなどは日本でカバーしている部分とは異なる部分を勉強しますので、2年間しっかり時間をかけてGCSEで基礎を固めて置くことで、現地の学生と同等に勉強していけます。そうすることで、その後のAレベルに移行した時基礎が確立できてることで、かなり難しいと言われているAレベルでも着実にこなすことができました。スタディースキルもGCSEの学習で基本が身についていましたので、Aレベルでも試験対策で困ることがありませんでした。

 

 

Q: 杜君は中学校の最後の1年間と高校の3年間そして、大学の2年間をイギリスで過ごしているわけですが、日本の学校と比較してイギリスの学校にはどのような魅力があると思いますか?

 

A: 日本の学校での授業形式はどちらかと言うと一方的で受け身に感じられましたが、イギリスの学校ではInteractive、つまり先生と生徒の対話をベースにした授業が行われることが断然多いと思います。そうした授業の中で、自分の意見をどんどん言ったり、他の人たちとの意見交換がとても自由にできるのです。

ですから、イギリスの学校では失敗を恐れることなく、いろいろなことにチャレンジできる雰囲気があるように感じられます。また先生方がとてもしっかりサポートしてくださり、授業以外にいつでも質問にいけたり、教科ごとのクリニックが昼休みや放課後などに頻繁に行われるというのも魅力ですね。だから学校が終わってから塾へ行く必要などないわけです。日本では一つの教科について担当する先生は大抵一人ですが、イギリスではその分野の先生方が交代で担当しているので、ある先生が不在の場合でも他の先生に聞くことができ、そこで納得行くまで質問できるのです。このようにイギリスの学校では誰でも先生との交流が多いので、自然に信頼関係が生まれ、距離感をとても近く感じることができるので質問もし易いのです。一クラスの人数がGCSEでも十数人程度、A レベルになると十人以下という少人数クラスという環境もそういう雰囲気を生みやすくしているのかもしれません。

ですから、よく目が行き届き、こちらの体の具体が悪い時などのサポートもしっかりしているため安心です。また、勉強以外にも様々なアクティビティー(活動)があります。射撃や乗馬など日本の学校では滅多にみられないものもあります。スポーツだけでなく、サバイバルスキルの訓練なども選択することができます。けれどこれらを決して強制されることはなく、あくまでも個人の自由を尊重してくれるのでやりやすいです。アカデミックな学業と、スポーツ、芸術その他のアクティビティーのバランスがとても良く取れていて、トータルな教育を受けるチャンスがイギリスの教育システムにはあるように思われます。さらに様々な国からやってきた留学生たちがいる多国籍の環境で勉強できるのは、日本の学校のような限られた価値観や文化、習慣の中で学ぶのと違って、この世界には自分たちと全く異なった意見や考え方があるのだということを実感できるという意味でも良い環境だと思います。

 

 

 

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