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高校留学の穴場-アイルランド高校留学
穴場とは「一般の人にあまりよく知られていない良いところ」という意味ですが、英語圏への高校留学の場合、ある意味でアイルランドがそれにあたるかも知れません。なぜかと申しますと、私たちへの資料請求やお問い合わせの中で、最も数が多いのはカナダで、次にアメリカとイギリスがほぼ同数、その次がニュージーランド、オーストラリアの順で最後がアイルランドなのです。順番が英語を母国語とする6カ国中6番目、つまり最下位というだけでなく、数でみた場合、カナダが全体の30%少々、アメリカとイギリスがそれぞれ20~25%、ニュージーランドとオーストラリアはそれぞれ15~20%と、ここまではそれほど大きな開きはないのですが、アイルランドは5%程度と他国と比べて断然少ないのです。「一般の人にあまりよく知られていない」という条件を満たしている事がお分かりいただけると思います。
では、もう一つの条件である、「良いところ」を満たしているかという点ですが、そしてここが最も大切なところですが、アイルランドの高校留学には以下のようなメリットがあるのです。
1.日本人留学生を始め、アジアの留学生がそれほど多くない。
隣国イギリスと比べて物価が安いこともあって、英語を学びたいヨーロッパ人がたくさん留学 してきています。その反面アジアにおいては知名度があまり高くないためか、他の英語圏の国と比べるとアジア人留学生の比率は断然低い状況です。
2.学費や滞在費が比較的安い。
アイルランドへ留学する場合、EU以外の地域の人は私立校を選ばなくてはなりませんが、他国の私立校と比較してアイルランドの学校の授業料は安いと言えます。特に寮制の学校で比較した場合、学校によってはイギリス、アメリカ、カナダの寮制の学校の半分以下の費用で留学することが可能です。
3.寮のある学校、ホームステイ先から通う学校、共学校、男子校、女子校など幅広い選択肢の 中からチョイスできる。
カナダやオーストラリアの公立高校へ留学する場合、ほんのごく一部を除いてほとんどがホームステイ先から学校へ通うことになりますが、アイルランドではどちらのタイプもありますので、ご希望に応じて選ぶことができます。
4.英語力の入学基準がそれほど高くない。
アイルランドの高校1年生は、将来の進路と直接結びつかない科目などを学んで教養を広めることが奨励される他国にはない移行学年(トランジション・イヤー)という学年のため、英語力がそれほど高くなくても入学が許可されるケースがほとんどです。高校2年生や3年生で1年間だけの体験留学をしたいというケースでも書類選考だけで入学が認められるケースがほとんどです。
もちろん、良いことづくめというわけではありません。デメリットとして考えられることは以下のとおりです。
1.日本からの直行便がない。
現在日本からアイルランドへ行く場合、ロンドンあるいはアムステルダム等で1回だけ飛行機を乗り継ぎしなくてはなりません。たしかに不便かもしれませんが、アメリカやカナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、など直行便が飛んでいる国でも、大都市以外へ留学した場合は乗り継ぎが必要になります。
2.ESLサポートが限定される。
カナダやニュージーランド、オーストラリアのような公立学校で大量に留学生を受け入れている国々と比較した場合、英語を母国語としない人向けの英語集中コース(ESL)のサポート体制は学校によってまだまだ十分と言えないケースもあります。しかし、ESLという留学生だけに限定・隔離されたクラスに入らずに、地元のネイティブの生徒たちと同じクラスに入ることで、最初は大変でも結果的に英語力が飛躍的に伸びたと感じる人も多くいます。
以上、アイルランド高校留学について思いつく限りのメリット、デメリットを挙げましたが、興味が少し沸いてきた方、更に詳しくお知りになりたい方等はいつでもお気軽にご相談下さい。