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2016年04月27日

高校留学を終えた後にそのまま日本の大学へ進学できるのか?

「海外の高校を卒業して日本の大学へ進学する場合、日本の高校へ入り直すか高校卒業認定資格を取るかしなければならないのでしょうか?」という質問を時々受ける事があります。

高校留学をする人が増えてきた今日では、日本の各大学も海外の教育制度を良く調べるようになってきていますので、結論から言いますと「その必要はありません」がその答えになります。

でも、せっかくですからもう少し詳しく説明しましょう。

海外の高校には、アメリカのように日本と同じように各高校それぞれで卒業資格を授与する国もありますが、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどでは、高校単位では公式な卒業資格を授与しません。では、その場合どうなるのか、と申しますと、例えばイギリスの場合は、12年生と13年生の2年間(イギリスは日本より教育年限が1年長く、小学校1年から高校修了まで全部で13年かかりますが、その代わり大学の学部は日本より1年短く、3年で学位を取得することが可能です)で、A レベルというコースを学習し、最終的に各科目ごとに評価が下されて、E 以上の評価を取れば、その科目は合格したとみなされます。通常イギリスの大学へ進学する場合には、3科目以上合格することが求められますので、もし3科目の評価が合格点であれば、それが大学進学資格であり、日本の大学もそれを高校卒業資格と同等の資格と認め、受験資格を与えてくれるのです。最近では2科目の合格や、Aレベルの1年目の AS の成績が合格点であれば、それを高校卒業資格の一部としてカウントしてくれる大学も増えてきたので、ある意味、イギリスの大学へ進学するよりも緩いと言えます。

オーストラリアでは、各州ごとに共通の高校修了資格(例えばニューサウスウェールズ州の場合は、High School Certificate がそれに該当し、ビクトリア州の場合は、Victoria Certificate of Education がそれに該当します)があり、またニュージーランドでは国全体の共通資格NCEA (National Certificate of Educational Achievement )があり、一定の基準をクリアすれば、大学進学資格として認められ、日本の大学もそれらを受験資格として認めてくれるということなのです。

つまり、高校留学をきちんと終えれば、そのまま日本の大学へ進学する資格は得られると考えてよいのです。

 

 

 

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