心配・解決
2016年04月13日
渡航する前に、予防接種を済ませておかなくてはならないですか?
卒業目的の高校留学は、開始する年齢にもよりますが、短くても2年、長い場合は4年以上長期間海外で生活をする(夏休みなどには一時帰国しますが)ことになりますので、予防接種をしなければならない場合があります。しかし、ヨーロッパやオセアニアへ留学をする場合には、どのような予防接種をしたかという記録の提出が学校から求められることはあっても、予防接種をしないと学生ビザが取得できないということはありません。
一方、アメリカやカナダへ留学をする場合には、州にもよりますが、予防接種を義務付けられるケースが多いので注意が必要です。特にアメリカはかなり多くの予防接種が求められます。例えば、
DPT(ジフテリア、百日咳、破傷風混合)5回
DT(ジフテリア、破傷風混合) 1回
ポリオ 4回
MMR麻疹・風疹 2回
おたふくかぜ 2回
BCG 1回
水痘 1回
B 型肝炎 3回
インフルエンザ菌b 型(Hib) 4回
肺炎球菌(PCV) 4回
などです。このほか、ツベリクリンで陽性反応があった場合には結核にかかっていないという証明書が必要となるなどかなり煩雑です。厳密には州によって異なるのですが、一定期間インターバルを空けて打たなくてはならない予防接種もあるので、注意が必要です。
万一、すべての予防接種を打つ時間がない場合は、現地についてから接種することもできますし、日本に一時帰国した際に追加で摂取することもできますので、あまり神経質になる必要はありません。