心配・解決
2016年03月08日
日本の大学に合わせると海外の高校は卒業できない?
海外の高校を卒業する目的で留学をしようと考えている中学3年生の方から、次のような質問を頂きました。
「日本と海外では入試期間などが異なると思うのですが、その場合日本の大学に合わせると海外の高校は卒業できないのでしょうか」
確かにアメリカやカナダ、イギリス等北半球の国の高校は6月末まで、オーストラリアやニュージーランド等南半球の国の高校は11月末もしくは12月初旬まで在籍しないと卒業は出来ないので、このような心配をされるのももっともだと思います。しかし、海外の高校へ留学している人を対象とした帰国生入試やAO入試はその多くは9月から11月にかけて行われますので、北半球の国へ留学をした人は、必然的に卒業をした後に受験をすることになるので、高校を卒業できないという心配はありません。
では、南半球の国へ留学した場合にはどうなるかと申しますと、確かに卒業をする前に受験をしなくてはなりませんが、「卒業見込み」という形で受験をし、12月に海外の高校を卒業をしたら、4月に日本の大学へ通い始めるときに卒業証明書を提出すればよいことになっています。従って、北半球、南半球どちらの国の高校へ留学をしてもきちんと卒業はできますので、ご安心下さい。
ただし、まれに卒業見込みでは帰国生入試が受けられないという大学もありますので、第一希望がはっきりしている場合は念のため確認されることをお勧めします。