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2016年04月07日

高校留学 - 交換留学と私費留学の違いは何?

高校留学にも様々な種類があるのですが、時々交換留学についてお問い合わせのあったお客様から話を良く聞いてると、そのお客様が希望されている高校留学は実は私費留学だったということがしばしばあります。

では、その違いは何かと申しますと、交換留学留学の場合、本来学費やホームステイ代は留学生に原則無償で提供されます。つまりホスト校やホストファミリーはボランティアなのです。その分、留学先の学校や地域を選べないとか、選択科目が自由に選べないとか、留学期間は1年だけで延長できないとか、留学生には様々な制約があります。

これに対して、学費や滞在費を全額自己負担するのが、いわゆる私費留学と呼ばれているもので、留学先の地域はもちろんの事、私立校や公立校、女子校、男子校、共学校、ボーディングスクール(寄宿制学校)などさまざまなタイプの学校から志望校を選ぶことも可能です。留学期間も自分が希望するだけ数か月から数年(卒業するまで)まで選ぶことが出来ますし、もちろん卒業目的の留学も可能です。

交換留学の魅力は、費用が安いということが一番でしょう。先ほど学費やホームステイ代は原則無償と書きましたが、タダで留学できるわけではもちろんありません。現地までの航空運賃や現地での交通費、保険料などは当然自己負担しなくてはなりませんし、学校は留学生を受け入れてはくれますが、ホストファミリーまで紹介はしてくれません。ホストファミリーも留学生を受け入れる意思はあっても、何を提供し、どのような責任を負うか、何かトラブルがあった場合にはどのような対応をしたらよいか、などということは全くわからないということがほとんどですので、分かりやすいガイドラインを作ったり、それに関する質問に答えたりする専任の職員が必要になります。更には学校への登録やビザを発給してもらうための必要書類など事務的な仕事もたくさんあります。そういうもろもろの費用はすべて留学生が負担をしなくてはなりません。ですから、たとえ交換留学といえども決してタダではないのです。それでも学費や滞在費がかからない分、私費留学と比べてたしかにかなり経済的です。

しかし、私費留学よりも注意をしなくてはならないことがいくつかあります。先ほども述べましたが留学期間は1年間で延長ができないため、現地で卒業したいと思っても卒業は出来ないものと考えた方がよいでしょう。そして、更に、学校もホストもボランティアベースで留学生を受け入れているので、最低限のサポートしかしませんので、何か困ったことがあってもたいていのことは自分で乗り切っていかなければなりません。ですので、自分のことは自分出来るという独立心、ある程度強い精神力などが必要となります。また、私費留学では必ず提供されるESL(英語を母国語としない留学生を対象とした英語の補習授業)もありませんので、英検2級程度以上の英語力も必要となります。

自分に向いている高校留学は、交換留学なのか、私費留学なのか、これらの要素を踏まえた上で、考えるとよいでしょう。

 

 

 

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