オーストラリア留学体験談
オーストラリア高校留学体験記
氏名 | 神田 美月さん |
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出身地 | 福島県 |
留学先 | ビクトリア州 Glen Eira College |
留学期間 | 2007年4月?2009年12月 |
オーストラリアに留学をして一年が経ちました。留学した当初の自分を思い出すと、英語力はもとより総合的な学力が向上したように思います。この留学を成功させる為に文字通り懸命になり勉学に取り組む日々を送るうちに、人との付き合いを円滑にするコミュニケーションスキルが如何に大切であるかを学びました。学力とは別の分野にあるスキルですが、毎日の学校生活を充実させる為の必要不可欠な要素です。
オーストラリアの学校と日本の学校との大きな相違点は大きく分けて二つあります。一つは、授業形態の違いです。オーストラリアの学校では授業中に先生の話を聞くだけではなく、生徒が自ら進んで自分の意見をクラスで発言する事が求められます。また、生徒はよく小グループに分けられ、課題などのトピックについて話し合い、吟味をします。ですから、他の生徒との交流が必然的に多くあり、内気であった私の性格がそれにより社交的になりました。自分の心を開き、違う価値観や文化背景を持つ生徒と笑顔で話す機会が増えたことにより、交流の輪が大きく広がりました。彼等との「コンタクト・シチュエーション」は日常的にありますが、最近ではそれをトラブルとは思わず自分の視野を広げるチャンスであると思えるようになりました。
また、先生と生徒の関わり方の違いも挙げられます。私の学校の先生は努めて生徒の立場に立って授業を進めて行きます。その際に一方通行のような、暗記一辺倒になる教え方をせず、何故その答えになるかを考え説明する機会を生徒に与えてくれます。授業中にこのような形のコミュニケーションを取るとは思いもしませんでした。ですから、オーストラリアに来てから授業が楽しくなり、積極的に参加するようになりました。このような環境の中で先生やクラスメイトに刺激され、また助けられながら物事を多面的に考える力がついてきたと思います。
まだ具体的な高校留学後の進路は決まっていません。しかし、今まで私が気付かなかった自分の可能性を見い出し、そして追求して行きたいです。その際に、親身になり相談に乗ってくれるガーディアンのさゆりさんや学校のコーディネーターやホストファミリーの方からこれからの私の人生におけるアドバイスをもらえる事は大きな安心となっています。
留学をしてから物事に対する好奇心が旺盛になりました。その中で更なる向上心を持ち、集中力や忍耐力を身に付けていけるようにしたいです。自分に厳しく接する事で先に述べた可能性を現実のものとできるように弛まぬ努力をして行きます。