保護者の声
不登校の娘が高校留学後、上智大学に合格しました。
永野さんと初めてお会いしたのは、娘が中学3年生の時でした。
当時、娘は不登校でした。
中学校にはほとんど行けない状態で、まるで出口のない真っ暗なトンネルの中にいるような感じでした。
そんな娘をトンネルの出口へと導いたのは、海外の高校に留学をして英語を話せるようになりたい、という希望でした。
この希望を実現したいという思いで、永野さんのところに相談に伺ったのが昨日のことのように思い出されます。
当初娘は中学を卒業して9月に留学する予定でしたが、永野さんのご尽力で、中学3年の2月からカナダのノバスコシア州に留学することができました。
まだ中学卒業前で15歳になったばかりの娘を単身留学させるのはとても心配でした。
ホームシックになるのではないか?お友だちはできるのだろうか?勉強はついていけるのだろうか?
心配事は山ほどありましたが、ノバスコシア州立プログラムは現地のサポートがしっかりしていて、何か問題があった時には直ぐにコーディネーターが対応してくれたのでとても安心でした。
何より留学中、彼女を支えてくれたのはホストファミリーでした。
留学当初、英語が話せない娘に、表現の仕方や単語の発音を丁寧に教えてくれたそうです。
また悩んでいるときは相談にのってくれたり、落ち込んでいるときは励ましてくれたり、時には叱ってくれたり、喧嘩をしたり、本当の娘のように接してくたそうです。
不登校からの留学でしたので、あまり成績にはこだわらず、とにかく元気で楽しく留学生活を送って欲しいという思いで3年間見守り続けました。
そんな娘も今年の6月に無事卒業でき、私も卒業式に参列することができました。
カナダの卒業式は日本の卒業式のように堅苦しくなく、しかし厳粛かつ高尚な雰囲気でとても感動しました。
黒のガウン、角帽を被った堂々とした娘の姿には感無量でした。
娘にとってノバスコシアへの留学は、英語の習得だけでなく、自分自身を見つめ直し、人生の土台のようなものを築き上げた3年間でした。
留学中は永野さん、小林さんには親子共々お世話になり、心から感謝しております。
本当にありがとうございました。
川口香織
留学生:川口千尋 さん 神奈川県出身
留学先:カナダ ノバスコシア州セントラル・キングズ・ルーラル・ハイスクール
卒業後、帰国生受験で上智大学文学部哲学科に合格
体験記を投稿頂いた 川口香織様は、当アカデミーからカナダ高校留学をされた川口千尋さんのお母様です。