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ホームステイ先でのトラブルはあるの?

実際には、トラブルが全くないというケースは少ないでしょう。
ホームステイ先でトラブルが起きる最も大きな原因は、コミュニケーションがうまく取れないことです。ステイ先の家族が言っていることを誤って解釈してしまったり、こちらが言いたいことをきちんと伝えられなかったり、というパターンが多いです。小さな誤解で信頼関係を損ねてしまうと、今度は善意でしたことを悪意にとったり、とられたり、という事態に発展してしまいます。
実際のトラブルは、こういったコミュニケーションギャップによるものが大半を占めます。

ときどき耳にするケースとしては、ステイ先の家庭のお子さんとのトラブルです。
例えば、「小さな子どもが一緒に遊びたがって、自分の時間が取りにくかった」というケースや、場合によっては「子守をさせられた」というケースもありました。また、「子どもが留学生の部屋に勝手に入って私物に触った」とか、「食べ物をとった」とか、いろいろなケースがあります。

また、これはめったにない事ですが、「これが起きたらすぐに知らせてほしい」というトラブルもあります。それは、ホスト側が、受け入れの際に決めた約束事を守ってくれないときです。
「食事は3食提供する約束だったのに、仕事で留守がちできちんと提供してくれなかった」、「外食をした際、留学生が自分の分を支払った」など、ごくまれにですが起こることもあります。

さらに、食事の量や味について、多すぎる・少なすぎる、その国の味が口に合わないということもあるかもしれません。これはホストファミリーによって対応がさまざまです。日本食を作ってくれるファミリーもあれば、現地で日本食を購入できることもあります。
たいていの場合、留学期間中にだんだん慣れてくるものですが、中には食に対して抵抗の強い学生もいます。この場合は、親御さんに食糧を送ってもらって対応することもあります。

トラブルについては、原因などの事情を聞いて、明らかに理不尽な対応をされている場合は教育委員会や、ホームステイコーディネーターに当アカデミーから改善を求めます。
しかし、留学生の側に問題・誤解があるという場合も多いものです。そういう場合は、納得がいくようご本人に説明をして、改めてもらうこともあります。
また、留学生側だけではなく、学校側やホストファミリーからクレームがあがることもあります。たとえば生活サイクルについて。欧米の人たちは、だいたい早寝早起きです。大人も含め、21時半~22時には寝てしまう家庭が多いのです。そのぶん朝も早く、5時か6時には起きています。
一方、日本人をはじめとするアジア人には宵っ張りの傾向が強く、24時くらいまでは平気で起きていたりします。起きていると、部屋の中を動き回ったり、電話をしたり、音が出ます。ステイ先のホストも週末ならいいかもしれませんが、平日で翌日の仕事にも差し支えるとなると、クレームが入ります。学生に改善を求められるケースもあります。
これは、もちろん出発前にオリエンテーションで学生に、「生活リズムが違うので、郷に入れば郷に従えで、合わせて協力するようにして下さい」と説明をしています。しかし普段の生活リズムをいきなり変えることは、現実的には困難な場合もあります。
こういったクレームがあがってきてしまった場合、親御さんと留学生ご本人に改めて注意をします。もちろん、こういったトラブルができるだけ起きないようにアドバイスは随時しています。

ホームステイを受け入れてくれるホストファミリーは、外国の文化に興味があり、外の世界に関心がある場合がほとんどです。ファミリーのお子さんが小さかったりすると、なかなか遠出もできません。欧米では大きな家が多いので、「もともと部屋が余っている」「子どもが成長して家を出たので部屋が余っている」というケースも多々あります。それを踏まえ、留学生を受け入れて国際交流したいというが思いがあるのです。
また、留学生を受け入れることで少しでも収入になればと受け入れてくださる家庭もあるかもしれません。
「寝るところだけ提供しますよ」といった下宿屋もありますが、当アカデミーからの留学生は主に高校生です。家庭の一員として受け入れていただき、海外での生の生活を体験しつつ、海外の文化を体験してきてもらいたいのです。
だからこそきちんとした審査を通し、こういったこちらからの要望にしっかりと応えてくれるホストファミリーをご紹介できるように努めています。
ちなみに、年齢の近い異性がいる家庭はステイ先としては避けます。とくに、女性の留学生をお願いする場合は、トラブル回避の意味合いが大きいです。

留学生には、ステイ先を決めるにあたり、趣味などを訊く場合もあります。
アウトドアが好きな方なら、アウトドア好きのホストファミリーと過ごすことができれば、より楽しいですよね。もちろん優先順位がありますから、難しいこともあります。が、ホストファミリー側もより生活や趣味にマッチした留学生を受け入れる方が良いでしょう。お互いのために、なるべくタイプを合わせられるように探しています。

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