留学生ファーストの観点で国や学校、プログラムを厳選してご紹介!

ホームステイと寮のメリットデメリットは?

寮の場合、一日のスケジュールがしっかり管理されています。
学校が終わり、夕食の時間が何時と決まっている。その時間には、全員でダイニングルームへ行って食事をする。その後、自由時間が何時まで、スタディータイム(勉強しないといけない時間)が何時から何時まで、という風に、細かく決まっているところが多いです。
管理の仕方は、寮や学年によって異なります。決まった時間に先生が見回りをしたり、決められた時間は学生が大きな部屋に集まって勉強をすることになっていたり。個々の自室で勉強させて、先生がチェックして周るというケースもあります。
もちろん消灯時間も決まっています。夜決まった時間にきちんと寝ることで、朝は早く起きてしっかり朝食をとれます。朝起きてから夜寝るまで、スケジュールにのっとった規則正しい生活を送れるのが寮の特徴です。
ホームステイの場合は、それぞれの家庭で生活をするので、ある程度のスケジュールを自分で決めて守る必要が出てきます。たいていの場合、各家庭で決まっている食事の時間までに帰宅をする、ということ以外は各自に委ねられています。

どちらの方が外国語を習得しやすいか、というのは、一概には言えません。
高校生のホームステイの場合、家族の一員という形で受け入れてもらいます。食事も一緒に食べますし、食後の団らんなどもホストファミリーと一緒に過ごします。中には、自室にこもって出てこないというケースも耳にしますが、これはあまりおすすめできません。トラブルの原因になる可能性もありますし、外国の文化とじかに触れ合えるせっかくの機会を自分で手放すことにもなります。とくに外国語の習得を目指すのであれば、ホストファミリーと過ごす時間を増やすことがおすすめです。
学校がお休みの日には一緒に出かけることもあります。ホストも「学んでほしい」という思いで受け入れてくれていますので、向こうから積極的に話しかけてくれるでしょう。留学生も、それに答えたくて一生懸命コミュニケーションを取ります。
このように、ホームステイではコミュニケーションの機会に恵まれ、その国の生活に根ざした会話などを学ぶことができます。
寮の場合、最近は2人部屋になることが多いようです。
相手はだいたい同じくらいの年齢の留学生と同室になることが多いです。留学生同士では、ホストファミリーのような「学んでほしい」「話しかけよう」という気づかいはお互いに難しいもの。ですから、自分からどんどん積極的に話をする必要があります。
うまく合えば会話をする機会も増えるでしょうし、過ごし方によっては、同室でも意外と会話をしないというケースもあるかもしれません。
もし英語圏のネイティヴの学生と同室になれば、そこで積極的に話をすることで、英語力はとても伸びます。

寮で同室になる人については、学校によってバランスが異なってきます。
インターナショナルスクールでは、英語ネイティヴの学生が少ないのが実際です。また、特別こちらから希望しない限り、母国が同じ人と一緒の部屋になることはまずありません。日本人同士で同室になってしまうと、日本語で話してしまいます。だから、同じアジア圏でも中国や韓国からの留学生や、ポーランド、ドイツなどの他国の人と同室になります。

英語ネイティヴの学生と同室になりたい場合は、現地の学生がたくさん所属しているボーディングスクール(全寮制の寄宿学校)に通うという手もあります。
アメリカやカナダなどは、領土が広いので国内でも通学が難しいケースが多く、ボーディングスクールに入る現地の学生も多いのです。良い学校になればなるほど、その比率は上がります。このため、ネイティヴの人と同室になる可能性もあるのです。
イギリスでも、人気のある学校にはイギリス全土から生徒が集まってきますから、現地の学生と寮で同室になることもあります。

ネイティヴの英語は、はじめは早すぎてとても聞き取れません。
これは寮・ホームステイどちらにも言えることですが、最初に出来る友達は留学生同士が多いのです。お互いに片言で話しているので、使う単語も簡単で分かりやすいのでしょう。ただし、最初はそれで慣れていくのですが、それに甘んじてはいけません。
あくまでもそこはワンステップ目。やはりネイティヴの人と普通にやり取りできるようになるのが目標です。会話に関して言えば、留学生同士で話しているだけでなく、どんどんネイティヴの人たちと話すことを心がけましょう。

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