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2011年08月09日

海外留学が就職に不利というのは錯覚

本日付の読売新聞朝刊の「くらし 教育」面の『就活ON!』のコーナーに掲載された記事ですので、すでにお読みなった方もいらっしゃるとは思いますが、とても大切なそして、見落とされがちな海外留学の利点が紹介されていましたので、ここでも取り上げたいと思います。
最近、日本の若者は就職難という事情もあって、海外留学をする人が一昔前と比べて激減していると言われています。海外留学をすると就職活動が満足にできないと考える人が多いためのようですが、実態をつぶさに見て行くと、必ずしも就職にマイナスというわけではないようです。むしろ、グローバル化を進める企業にとっては、語学力と国際感覚を備えた留学経験者が応募しやすいように、春の採用だけでなく、夏採用や秋採用、あるいは通年採用を取り入れているところもあるとか。ですから、就職活動に不利になるというのは、誤解、あるいは錯覚に過ぎないのです。
しかし、もちろん単に海外へ留学をしてきたというだけで通用するほど世間は甘くはなく、大切なことはどのようなことを身につけて来たかということです。企業が日本人留学生にどのような資質を求めるかというアンケートの結果によると、第1位がコミュニケーション能力の54%、第2位がバイタリティの43.5%、そして第3位が英語力の41.1% となっていて、その他基礎学力の15.4%、発想の豊かさの13.1%と続きますが、とにかくコミュニケーション能力、バイタリティ、英語力、の3つが飛びぬけて大切であることがわかります。
この記事は、就職活動に直結する大学生の留学をメインに取り上げていますが、実はこれらの3つの重要な要素は高校留学でこそしっかり培う事が出来ると私たちは考えます。高校生は大学生と比べて人間同士の垣根がずっと低いので、自分がその気にさえなれば、本音を互いに言い合える友人を比較的簡単に作る事が出来ます。もし、ネイティブの高校生とそのような関係を築く事が出来れば、英語力が飛躍的に伸びるばかりでなく、交渉力を含めたコミニュケーション能力も大いに伸びます。もちろん、本音をぶつけ合うので、国内の波風立たない環境で過ごすのとは違う、かなりタフな経験もたくさんすることでしょうが、それがまた、バイタリティを培うには絶好の機会となります。
もうすでに、お気づきでしょう。これら3つの要素は、教室に座ってただテキストだけを勉強していただけではなかなか身につかず、現地の人たちとの交流を通じてこそ、身につけることができるのです。この点高校留学はうってうけといえます。
これからも世界のグローバル化はますます推進されることでしょう。このような時代を目の前にしていながら、誤った情報や錯覚に惑わされて海外留学から目をそむけてしまうのは、何とももったいないことです。

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