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2016年06月02日

英国王室と深いゆかりのある伝統的ボーディングスクール

Royal Russell School Building 1

 

ロンドンの中心部から列車でわずか30分に位置するロイヤル・ラッセル・スクールは150年以上の歴史を持つ共学のボーディングスクール(寄宿学校)ですが、本日同校で地理を教えているMr. Graham Moseley が当事務所を訪れ、同校の特徴や魅力を語ってくれました。

校名にロイヤルという語がついていることからもお分かりのように、同校は英国王室と深いゆかりがあり、女王陛下が同校の後援者となっています。そして、エリザベス女王はこれまで4回ほど同校を訪問しているそうですが、これはイートン校やハーロー校という名門パブリックスクールを含めイギリスの学校では最多回数とのことです。

ロイヤル・ラッセル・スクールの魅力は伝統だけではありません。Mr.  Moseley がまず説明をしてくれたのは、Model United Nation つまり模擬国連という行事についてでした。模擬国連とは、生徒が国連の各国大使の役割をして皆で世界が直面している様々な問題を解決すべく徹底的に話し合うというロールプレイングアクティビティで、ロイヤル・ラッセル・スクールでは、毎年10月に世界中から高校生を招いて4日間に渡って開催しているそうで、今年が35回目とのことです。

参加者は何とイギリスの他ヨーロッパやアメリカ、アジアなど世界各国から500人ほども集まるそうで、日本からも茨城県の日立第一高校が2003年以来毎年生徒を派遣しているそうです。

Her Majesty

4日間の会期中、本物の国連のように、安全保障理事会や環境委員会、人権委員会などに別れて諸問題の具体的な解決策を話し合い、その後総会を開いて決議を採択するという手順を踏むそうですが、驚いたことに運営は実質的に生徒たちが行い、先生方はバックアップとして控えているだけであるそうです。

 

このような行事を長年に渡って開催してきたロイヤル・ラッセル・スクールは、生徒の国際性と自主性に重きを置いているうえ、ヨーロッパや世界各地で開催される様々な国際イベントに生徒をどんどん派遣しているので、将来大学で国際関係を学びたいという生徒には大変向いている学校ということです。

 

また、メディアスタディにも大変重きを置いていて、テレビ番組や映画を制作したり、ジャーナリストに興味がある生徒にとって同校で学ぶことは利点がたくさんあるようです。同校でメディアスタディを学んだ後に、この分野においてはヨーロッパで最も権威があると言われるウエストミンスター大学へ進学する生徒が数多くいるそうです。

 

学業だけでなくスポーツや音楽活動も大変盛んで、例えばフットボール(サッカー)アカデミーが設置され、本格的にサッカーに取り組みたいという生徒に、プレミアリーグで有名なチェルシーやクリスタルパレスの出身者がレベルの高い技術指導を行っています。その他テニスアカデミーや日本ではあまり知られていませんが、ネットボールアカデミー、クリケットアカデミーなどA レベルやBテック等のコースを学ぶ傍ら、高い技術を身につけていけるよう設置されています。

 

このほか、日本ではまず体験できないアクティビティとして Combined Cadet Force という陸軍と空軍の士官養成のトレーニングがあります。特に空軍のアクティビティの中にはグライダーのコースがあり、そこで適性があると判断されると、更にフライングレッスンという飛行機の操縦を教えてもらい実際に飛行する機会が与えられます。

Royal Russell School students 1

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