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2016年04月04日

国際バカロレア(IB)コースが選択できる公立学校への留学

国際バカロレア(International Baccalaureate、略してIB)は、世界で最も権威のある大学入学資格で、高スコアを取得できればハーバード大学やオックスフォード大学など世界中のトップレベルの大学への入学も可能になるということもあって、近年高校留学をする際には、是非国際バカロレアのコースが学べる学校へ留学をしたいと希望する生徒や保護者が増えています。そして、そういう志が高く優秀な生徒を集めたいと考える私立学校やインターナショナルスクールは、この10年くらいの間にカリキュラムをどんどん変えて国際バカロレアを選択できるようにしたり、中には国際バカロレアだけに絞ってしまう学校も増えつつあるように思われます。特にスイスやオーストリアなどヨーロッパ大陸のインターナショナルスクールでは現在大半の学校で国際バカロレアを実施していますし、イギリスやオーストラリア、カナダ、アメリカ、ニュージーランドの私立校でもその数は近年増えているように思います。

しかし、これらインターナショナルスクールや私立校の学費はかなり高額で、比較的物価が安いと言われるニュージーランドでも、授業料と滞在費の合計で年間400万円以上かかりますので、経済的にかなりゆとりのある家庭でないとなかなか留学できない状況ですが、近年は公立学校の中でも国際バカロレアを導入する学校も現れてきました。現在卒業目的で公立高校へ長期留学できる国は、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの3カ国(アメリカ、イギリス、アイルランドの公立学校には卒業目的での単身私費留学は出来ません)ですが、これらの国々にはすべて国際バカロレアコースを実施している公立学校が存在します。

カナダの公立学校では、各州内に点在する地区教育委員会がそれぞれ独自の留学プログラムを管轄しており、国際バカロレアを実施している学校がある教育委員会とそうでない教育委員会がありますので、事前に確認をした方が良いでしょう。オーストラリアの場合は、各州の教育省が州全体の公立学校の留学プログラムを一括して運営していますが、州によっては国際バカロレアを実施していないところもあります。ニュージーランドの公立学校は、学校単位で独自の留学プログラムを実施しており、数は少ないですが国際バカロレアコースを持っている学校があります。

ただし、国際バカロレア資格は権威があるだけに内容もかなり高度です。それだけにその留学生に高い英語力と学力がないとかなりしんどいものになります。英語力は留学してからでも頑張り次第では何とかなりますが、数学や理科などの基礎学力は留学前の時点でしっかり持っている必要があります。

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