留学体験談

スイス留学体験談スイス留学体験談

帰国子女になるということ
氏名 飯島 彩末
出身地 大阪府
留学先 (LAS) Leysin American School
留学期間 2010年9月~2013年6月 卒業

私が留学を決めたのは、英語に強く興味を持ったわけではなく、留学に憧れがあったわけでもありませんでした。高校に進学したときに、一つの選択肢として親に留学を提案され、日本でこのまま学業に追われるよりは、と思いスイスに行くことを決めました。そのため、最初は全く英語が話せない、聞き取れないというゼロからのスタートでした。

向こうの授業では、先生に与えられる知識を詰め込むのではなく、ディベートやプレゼンテーションを通して自分で考え意見を交換することが多く、積極性を求められました。さらに、文化も習慣も違う人と生活するというのは、時には理解できないこともあったし、それを相手に伝えるべきなのか、我慢すべき時なのか考えなければいけないことも多々ありました。本当に一つ一つ初めてで、どうしたらよいのかわからず戸惑う日々でした。

しかし、世界中から集まる同世代の人たちと、同じ英語という言語を使って朝から晩まで一緒にいるというスイスでのインターナショナルスクールかつボーディングスクールで体験した異文化交流というのは、日本に帰ってきた今では、本当に貴重な経験だったと思います。卒業した今、自分のことを見直してみると、自然と自立心、積極性、主体性などが身についたと思います。こういったことは、自分で意識して身につくものではありません。英語でコミュニケーションがとれないなら、とれないなりに先生に話しかけたことで積極的になれたり、ルームメイトと上手な関係を保つうえで主体性が身についたり、そのうちに英語も自分の言いたいことがはっきり言えるほど上達しました。

留学するということは、勇気がいりますし不安だと思います。ましてや、単身留学は親元を離れ、新しい生活を始めることは負担に感じることもあるかもしれません。しかし、その辛さを乗り越えれば留学での経験はかけがえのないものになると思います。

私はこの経験を活かし、帰国子女受験で留学しなければ手に届かなかった念願の北海道大学に合格することができました。こうした結果は、私の力だけではなく、ずっと支えてくれた家族と、向こうで出会えたたくさんの友達のおかげだと思います。そして、自然豊かなスイスで、勉強に集中し豊富なアクティビティを通して充実した留学生活を遅れたことを幸せに思います。

学校情報:(LAS)Leysin American School?? 8歳から19歳までの50カ国から270名の生徒が在籍。スイスのレザンにあります。

カウンセラ-からの一言:?? ひと回りもふた回りも成長して帰ってきたAYAMIちゃんです。成功の秘訣は?と聞いてみたところ、できない事を認める!不安があって当然なんだから、しゃべれないのだったら、どうにかするよう、アクションを起こしてみる!高校留学は、問題解決能力が身につきます!と、活き活きした表情で話しをしてくれた姿が印象的でした。立派な研究者になれることを応援しています。

 

Ayami chan Las graduation

 

ページの先頭へ